Published by Yoshimi on 2011.02.12
ちょっと酒蔵まで(2)
浜福鶴さんを後にして、ちょっと西に歩くこと5分。
住吉川のたもとに、「菊正宗」の記念館がある。
家から最も近い酒蔵は実はこの菊正宗で、六甲ライナーの南魚崎の駅を降りてすぐ、住吉川のすぐ西にある。
この菊正宗から西にあるのが「御影郷」で、他に白鶴、剣菱、福寿、大黒正宗、瀧鯉…など。
ここは入場無料だけど、天皇が訪問された際に座られた椅子や、
初めてのポスターで使用された美人画の原画、中村吾竹が揮毫した「菊正宗」と書かれた巨大な檜板の看板など
なかなか面白いものが展示されていて、見ごたえがある。
灘の酒造道具の展示室は早朝の酒蔵の雰囲気を出すためわざと照明を暗くしていて、
その中で昔使用していた木製の巨大な樽や釜などを見ることができる。
この酒造道具、国の有形民俗財に指定されているとのこと。
菊正宗でも試飲ができるのだが、ここでは「非売品」の原酒がいただけるというのがなかなかポイントが高い。
菊正宗は辛口なのが売り。「超辛口」に至っては、飲み口は水のようにさらっとしているんだけど、あとからぐぐっと日本酒の香りが来る感じで面白い。
他にも酒粕アイスとか、酒粕生キャラメル、酒粕を使った魚介の粕漬け、菊正宗限定グッズなんかも購入することができます。
菊正宗の工場地域を西に歩いて、次は白鶴に向かったのだが、残念ながら年末でお休み。
本当は白鶴で終了、としたかったのだけれども閉まっていてこのままでは終われないので、
そのまま西に30分ほどぶらぶら歩いて、福寿の「神戸酒心館」へ。
浜福鶴が「庶民的」「気さく」、菊正宗記念館が「伝統」「正統派」という感じだとしたら、
神戸酒心館は「おしゃれ」「クールジャパン」な感じ。
酒蔵の良さを生かしたショップにはこだわりの酒肴や珍味、調味料やお菓子、
自家製の豆腐製品なんかがずらりと並んでいて、目移りしてしまう。
そしてショップの一角には、蔵元ならではの蔵出ししたばかりの生酒を試飲、量り売りしてくれるコーナーがあり、
「酒匠」がいろいろとお酒について教えてくれる。
ここでしぼりたて、大吟醸、大吟醸にごり、純米などを飲み比べ。
これまた、おいしい~
ここでやっと、「甘口」と「辛口」の違いがわかった。
面白いのが、こちらの量り売りのシステム。
まず「斗瓶倶楽部」の会員になって、リサイクルの瓶をあらかじめ購入して詰めてもらい、
次回また買いに行くときに空き瓶を持参して、洗浄済みの瓶と交換して再度詰めていただく、となっている。
蔵限定の生酒は要冷蔵、なるべく早めに1週間以内には飲みきってほしい、とのこと。
さっきも結構買ったのに、また日本酒を2本、そして自家製の生湯葉やら、ざる豆腐やら、鮭とばやらも一緒に購入。
ここにはギャラリーや食事処もあり、また酒蔵を利用したホールでのクラシック/ジャズコンサートが開かれることもよくあるらしく、
また近いうちにゆっくり来よう。
夕方に家に戻った時には、夫のリュックの中は酒瓶とおつまみでパンパン!
炬燵に日本酒と買ってきたおつまみを広げ、M-1を見ながらゆっくり晩酌を楽しみました。
…かなり、極楽の気分。
歩いた総距離は約10km。といっても、だいたい3km歩いては酒蔵で飲む、というパターンだったので、
それほどしんどくもなく、むしろその3km歩く間に先の酔いがさめて、次がまたおいしく飲める、
そして日本酒で体がポカポカしたらまた歩く、というサイクルが、とても心地よかった。
街を歩いていたら私たちと同じように酒蔵巡りをしているなとわかる人たちもちらほら。
モデルコースや標識もきちんと整備されているし、散歩コースとしてはかなり面白いコースだと思った。





